《ちょっと深堀り💡》シリーズ③-同い年の子の学校-
- 国内 フォト
- 2021年11月24日
- 読了時間: 4分

【目次】
1. はじめに
みなさんは、小・中・高校生の時、毎日教科書を持って学校に行き、自分の椅子に座り、自分の机を使っていたと思います。学生の方は現在もそうですね!
日本では、教科書や机、椅子などの教育設備があることは当たり前となっています。しかし、世界に目を向けてみると、日本とは異なる教室風景があります。
この記事では、”教育設備”について、あなたの知識を《ちょっと深堀り💡》していきたいと思います!
2. 世界の学校ってどんな感じ?
では、世界の教室を見ていきましょう!
まずは、西アフリカにあるニジェール共和国の学校の様子です。ニジェール共和国では、2004年の時点で初等教育就学率が52%、中でも女子就学率は40%未満です。ニジェールの子どもは、「学校には行っていたけど、机や椅子、ノートがなく、先生が来ない日もあった。」と言います。そのため、勉強に楽しさを感じないそうです。これでは、”学校に行く”という形だけで、”勉強をしている”とは言えないですよね…。
次に、フィンランドの学校の様子を紹介します。フィンランドの生徒の学力は世界でもトップレベルと言われています。フィンランドでは、日本と同じく、机や椅子などの教育設備は整っています。その上で、世界的に評価される教育が行われているのです。具体的には、小学校低学年の授業時間の合計は週に20時間で、宿題はありません。また、試験で使わない教科を含め「脳を活性化するもの」を積極的に行っています。フィンランドの学校は、基礎学習を教えるのではなく、”幸せに生きる方法”を教えているのです。
3. 毎日の様子
国が違えば、学習道具が違うだけでなく、教科の数や登校の仕方も異なります。では、日本と西アフリカの国、ブルキナファソの小学校を比べてみましょう!
日本の子どもたちは、週5日電車や徒歩で登校します。授業は、国数社理に加えて音楽や道徳、英語などがあります。教科書やノートは持ち帰っているため、カバンが重いことが多いです。学校帰りに塾へ行く人は、さらにカバンが重くなります。
一方で、ブルキナファソの子どもたちは、木・日曜日以外の日に長い道のりを、徒歩や自転車で登校しています。授業は、国数社理、音楽や道徳、フランス語があります。学校にトイレはなく、草むらで用を足します。また、明かりがないため日が落ちると勉強ができません。
4. 社会レベルと教育設備
例に挙げたように、国によって使える物や設備、学習内容が異なります。なぜだと思いますか??これは、社会レベル(貧困レベル)が教育設備に色濃く反映しているからです。この状態が改善されなければ、「先進国」は「先進国」のまま、「後進国」は「後進国」のまま、変化しません。つまり、格差が固定されてしまいます。
みなさんは、同じ歳でも生まれた国が違うと学べることや使える教材が変わってしまうことについてどう考えますか?
5. 私たちにできること
最後に、社会レベルが関係している教育設備を踏まえ、「私たちにできること」を考えてみましょう!今回取り上げた内容を自分と関係づけるために、大事なことですね!
まずは、自分以外の国の子がどんな学校生活を送っているのかを知ることです!自分の毎日と比べてみて、課題を見つけたり、良い点を探してみたり…沢山の発見があると思います。
他にも、使わなくなったランドセルや鉛筆などの文房具を送ることができます。学校単位での寄付も行っているため、周りの人に声をかけて一緒に行動することができますね!捨てる物であったら尚更、使ってもらえると嬉しいと思います!
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!今回は、”教育設備”に関わる問題について《ちょっと深掘り💡》しました!
いいね♡やコメント、待ってます!!「こんな記事が読みたい!」などのリクエストも受け付けております:)
では、次回の記事もお楽しみに~!!
執筆者:FEST TOKYO 12期国内フォトワーク事業部 住吉胡桃
参照:外務省 https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/kuni/index.html
YouTube 【教育①】途上国の教育課題(アフリカ・ニジェールの場合)
世界一の教育の国!フィンランドの教育がやばい!


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